2025.09.26 パーテーション工事 造作壁(LGS壁)とは？パーテーションとの違いや選び方を解説

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オフィスをリニューアルしたり、空間を効率的に活用したいと考えた際に「造作壁」という言葉を耳にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。造作壁は特にオフィスで採用されることが多く、軽量鉄骨下地（Light Gauge Steel＝LGS）を骨組みにし、石膏ボードなどを張って仕上げるため「LGS壁」とも呼ばれます。

造作壁（LGS壁）とは？導入する利点

オフィスに造作壁を取り入れる最大の特徴は、自由な設計ができる点にあります。代表的なメリットを挙げます。

遮音性・防音性の確保

会議室や個室など、音を外に漏らしたくない空間に適しています。LGSの骨組みにグラスウールなどの吸音材を入れることで、高い遮音性能を発揮します。

デザインの多様性

木目調やコンクリート調、アクセントクロスなど、仕上げ材を自在に選べるため、オフィスコンセプトや企業ブランドに合わせたデザインが可能です。

優れた耐久性

LGSを使用した骨組みで造られるため、一般的なパーテーションよりも耐久性が高く、長期的に安心して利用できます。

機能性の拡張

内部に配線を通したり、棚やモニターを直接設置するなど、利便性を考慮した設計が可能です。

このように造作壁は単なる間仕切りにとどまらず、オフィスの快適さと機能性を高める大切な役割を果たします。

造作壁（LGS壁）とパーテーションの違い

オフィス空間を仕切る方法には、造作壁のほかに「パーテーション」があります。どちらも役割は似ていますが、特徴や用途には大きな違いがあります。

項目	造作壁（LGS壁）	パーテーション
構造	LGS骨組みに石膏ボードを張り、クロスや塗装で仕上げる	アルミやスチール枠にパネルを組み込む
工期	長めになる傾向	短期間で設置可能
移設	解体・撤去が必要で再利用は難しい	構造により移動やレイアウト変更が可能
遮音性	高い性能を発揮	種類によるが造作壁より低い場合が多い
デザイン性	自由度が高い	パネルの色や種類に制限がある

まとめると、造作壁は「固定されたしっかりとした空間をつくりたい」場合に適しており、パーテーションは「手軽に仕切りを設置し、現状復帰しやすい方法を選びたい」場合に向いています。例えば、社長室や応接室など独立性や遮音性が求められる空間には造作壁が適しています。一方、執務スペースや会議室、打ち合わせブースなどにはパーテーションの方が利便性が高いケースも多く見られます。ただし、応接室にパーテーションを採用することもあり、最終的にはオフィスの目的やコスト、将来の運用を踏まえて判断することが重要です。

オフィスに最適な造作壁（LGS壁）を選ぶポイント

造作壁を導入する際には、以下の点を意識すると後悔のない選択ができます。

目的と用途をはっきりさせる

会議室やミーティングルーム
音漏れを防ぎたい場合は、遮音性を充分考慮したものを選択しましょう。プライバシーを確保しつつ開放感も欲しい場合は、部分的にガラスを取り入れるのも有効です。

個室や集中ブース
プライバシーを確保しつつ開放感も欲しい場合は、部分的にガラスを取り入れるのも有効です。

エントランスや受付
企業の印象を左右する空間なので、デザイン性を重視して素材や色を選ぶことが大切です。

遮音性の必要度を確認する

使用する吸音材や壁の厚みは、求める遮音性能によって変わります。特に機密性が必要な空間では、専門業者と相談しながら設計を進めることを推奨します。

コストと工期を考慮する

造作壁は設計から仕上げまで複数の工程が必要なため、費用や工期はパーテーションよりもかかる傾向にあります。予算とスケジュールを踏まえて余裕を持った計画を立てましょう。

これらを総合的に検討することで、自社に合った最適な造作壁を選ぶことができます。

神戸オフィスづくり.comについて

我々、神戸オフィスづくり.comは、兵庫県神戸市で1963年に創業し、50年以上にわたりオフィスづくりのお手伝いをしています。私たちは、オフィス内装工事やオフィスレイアウト設計、オフィス移転、パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
今回ご紹介した造作壁やパーテーションの施工についても、設計段階から工事完了まで一貫してサポートいたします。オフィスづくりに関してお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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