2025.09.26 パーテーション工事 可動式間仕切り壁（スライディングウォール）の特徴とオフィスでの活用ポイント

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「大人数用の会議室を、人数に合わせて複数の小会議室としても利用したい…」
「限られたオフィススペースをより効率的に使いたい…」

このようなお悩みは、多くのオフィスで共通する課題です。そこで今回は、その解決策の一つとなる「可動式間仕切り壁（スライディングウォール）」について、特徴と活用のポイントを詳しくご紹介します。

可動式間仕切り壁とは？パーテーションとの違い

可動式間仕切り壁とは、移動可能な壁のことを指します。天井に取り付けられたレールに沿って複数のパネルをスライドさせることで、広い空間を必要に応じて分割したり、一体化させたりすることができます。一般的にオフィスでよく見られるパーテーションと混同されやすいですが、機能性は大きく異なります。簡易的なローパーテーションは扱いやすい反面、防音性に乏しいという特徴があります。逆に、固定式パーテーションは遮音効果が高いものの、一度設置すると自由なレイアウト変更が難しくなります。可動式間仕切り壁は、この両方のメリットを兼ね備えた「移動できる高性能な壁」と言えるでしょう。

可動式間仕切り壁を導入するメリット

可動式間仕切り壁の大きな魅力は、柔軟性に優れている点です。例えば、普段は30名規模の大会議室として使用し、必要に応じて10名規模の会議室を3室に分けるといった運用が可能です。その場の状況に合わせて空間を自在に切り替えることで、オフィススペースの有効活用につながります。
さらに、選ぶ間仕切りの種類によって次のようなメリットも得られます。

遮音性の確保で集中できる会議環境を実現

造作壁と同等の遮音性を備えた会議空間を、必要な時にだけ作り出すことが可能です。不要な場合は元の広い空間に戻せる点も、可動式ならではの利点です。完全な防音ではないものの、周囲の雑音を抑えることで議論に集中しやすくなり、会議や商談の内容が外部に漏れにくくなります。遮音性は使用する素材によって大きく変わるため、専門業者に相談しましょう。

デザイン性でオフィスの雰囲気を向上

デザイン性の高い間仕切りを導入すれば、空間全体の印象を高めることができます。必要に応じて開放し、開放的なワンフロアとして利用できるのも魅力です。木目調やガラス素材など多彩なデザインから選べるため、オフィスのブランドイメージに合った上質な空間演出が可能です。ただし、種類によっては遮音性が低くなる場合もあるため、利用目的に合わせて選ぶことが重要です。

設置前に確認すべき注意点

導入を検討する際は、次のポイントを事前に押さえておくことが大切です。

設置条件の確認（天井の強度など）

可動式間仕切り壁は重量のあるパネルを吊るすため、天井に十分な強度が必要です。建物の構造によっては、レールを取り付ける前に天井補強工事が必要になる場合があります。必ず専門業者による現場調査を行いましょう。

利用目的に合わせた機能選び

遮音性能のレベルやパネルの可動方式、デザインなど、製品ごとに特徴があります。「どの程度の防音性が必要か」「誰が操作するのか」といった利用シーンを想定し、適切な製品を選定することが重要です。

専門業者への相談

可動式間仕切り壁の施工は、専門的な知識と技術を必要とします。豊富な実績を持ち、製品選びから施工まで一貫して任せられる専門業者に依頼することが、失敗を避けるためのポイントです。オフィスの空間課題を解決し、柔軟な働き方を実現できる可動式間仕切り壁ですが、その「動かせる」という特性を理解し、自社のニーズと照らし合わせることで、オフィスの価値を高める有効な投資となるでしょう。

神戸オフィスづくり.comについて

我々、神戸オフィスづくり.comは、兵庫県神戸市で1963年に創業し、50年以上にわたりオフィスづくりのお手伝いをしています。私たちは、オフィス内装工事やオフィスレイアウト設計、オフィス移転、パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
今回ご紹介した会議室の間仕切り工事についても、課題の整理から施工までトータルでサポートが可能です。オフィスづくりに関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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