2025.11.19 パーテーション工事 欄間（ランマ）オープンで変わるオフィスの開放感と機能性とは

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今回は、オフィスの開放感と機能性を高める「欄間（ランマ）オープン」について、特徴や導入ポイントをわかりやすく解説いたします。

欄間オープンとは？ クローズとの違い

欄間オープンとは、パーテーションの上部（欄間部分）を開放した設計のことです。
近年、換気性の向上や採光の確保、閉塞感の軽減といったニーズから、欄間オープンを取り入れるオフィスが増えています。パーテーション上部を開放するだけで、空間の印象や快適性が大きく変わるため、リニューアル時にも採用しやすい方法です。天井まで完全に仕切る「欄間クローズ」と比べて、光や空気が空間全体に広がりやすく、開放的な印象をつくることができます。
また、空調や照明を共有しやすくなるため、オフィス内の温度差が出にくい点も魅力です。

欄間オープンがもたらす開放感と快適性

空調効率が高まり、快適な温度環境がつくれる

欄間オープンは空気の流れを妨げないため、冷暖房が室内に均一に広がります。
座る位置による「寒い」「暑い」の差が生じにくく、季節を問わず快適な職場環境をつくりやすくなります。

自然光が広がり、明るく開放的な空間に

上部が開いていることで自然光が奥まで届きやすくなり、閉塞感の少ない、のびやかな空間が実現できます。
完全に塞がずに、ほどよく区切りたいというニーズにも対応できる設計です。

工事負担やコストを抑えられる場合がある

天井まで仕切る必要がないため、施工範囲が少なくなり、工期や費用を抑えられるケースがあります。
既存オフィスの一部改修にも導入しやすい方法です。

欄間オープン導入時の注意点

導入にあたっては用途に応じた検討が必要です。

防音性の低下に注意

上部が開いている構造のため、音が抜けやすくなります。
オンライン会議や個人情報を扱う面談など、音漏れを避けたい場面では不向きです。

施工精度が性能に影響する

パーテーションは素材だけでなく、施工の丁寧さによって性能が大きく左右されます。
天井や床との取り合いや微細な隙間処理が不十分だと、遮音性や気密性が損なわれる可能性があります。

消防法・建築基準法との関係を確認する必要がある

スプリンクラーや火災報知器のカバー範囲、換気量の確保など、法規との適合確認は必須です。
基準を満たしていない場合、工事が許可されなかったり追加設備が必要になる場合もあります。

ビル管理会社・オーナーの承認が必要な場合がある

オフィスビルでは、パーテーション工事に申請が必要なケースが少なくありません。
搬入ルート、工事可能時間、騒音規制など、ビルごとのルールに沿って進める必要があります。

欄間クローズが適しているケースと、目的別のハイブリッド設計

欄間オープンが万能というわけではなく、用途によっては「天井までしっかり仕切る」欄間クローズを選ぶほうが適している場合もあります。
また、欄間オープンとクローズを組み合わせたハイブリッド設計も効果的です。

欄間クローズが適しているケース

以下のような防音性や機密性の確保が求められる空間では欄間クローズが適しています。
・会議室（重要会議やオンライン会議が多い）
・面談室（個人情報を扱う）
・応接室（プライバシー確保が求められる）
天井までしっかり仕切ることで、音や視線の漏れを抑え、安心して利用できる空間がつくれます。

用途に合わせたハイブリッド設計も可能

欄間オープンとクローズを組み合わせることで、快適性と機能性のバランスを取ることができます。

上部をガラス欄間にして採光を確保しつつ閉塞感を軽減
廊下側だけ欄間オープン、室内側はクローズにして静けさを保つ
軽い打ち合わせスペースは欄間オープン、執務室側はクローズで音を抑える

エリアごとに必要な役割を整理することで、より快適で実用的なオフィス空間を実現できます。

神戸オフィスづくり.comについて

神戸オフィスづくり.comは年間200件以上の豊富なオフィス施工実績があり、オフィスの新築・移転・リニューアルから、ちょっとした工事までオフィスのあらゆる工事に対応しています。神戸オフィスづくり.comは、オフィス内の工事であれば今回のようなパーテーション工事にも解決方法の模索から施工までトータルサポートすることが可能です。オフィスづくりに関することで何かお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

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