2025.11.19 パーテーション工事 防音対策に最適なパーテーションの選び方とは？費用感の比較や注意点も解説

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近年、オンライン会議の増加に伴い、オフィスの「音」に関する課題が目立つようになりました。「声が漏れる」「周囲が騒がしい」などの問題は、集中力や業務効率を下げてしまうため、防音対策への期待が高まっています。

今回は、防音対策として効果的な「防音パーテーション」について、選び方や注意点を分かりやすくご紹介します。

防音の基本となる“吸音”と“遮音”の違い

吸音とは？

音を内部に吸収し、反射を抑える性能のことです。
音のこもりや反響を軽減でき、執務エリアやオープンスペースの快適性向上に役立ちます。

遮音とは？

音を通さず、反対側へ漏れにくくする性能です。
会議室・面談室など、プライバシーを確保したい空間で特に重要です。

防音対策では、この2つの性質をどのように組み合わせるかがポイントになります。

パーテーションの種類と特徴・費用感

スチール製パーテーション

遮音性が高く、しっかりとした個室空間をつくりたい場合に最適です。
内部に石膏ボードや遮音材を組み込むことで高い防音効果を発揮します。
費用はアルミ製より高めですが、防音性能・耐久性の両面で優れています。

アルミ製パーテーション

軽量で施工しやすく、短期間で導入できるのが特長です。
比較的リーズナブルな価格で導入できますが、遮音性はスチール製より控えめ。
「コストを抑えながら空間を仕切りたい」という場合に向いています。

ガラスパーテーション

開放感を保ちながら空間を仕切れるため、デザイン性を重視するオフィスで人気です。
遮音ガラスを選べば見た目と遮音性を両立することもできますが、費用は高めです。

吸音パネル（後付けタイプ）

既存空間の壁や周囲に後付けしやすく、簡易的な防音対策として効果的です。
会話量の多いスペースやフリーアドレス席に適しており、導入コストも抑えやすいのが特徴です。

導入時に気をつけたいポイント

防音性能は“施工の精度”にも左右される

素材の性能だけでなく、床・天井との取り合い、隙間の処理など施工精度が防音効果を大きく左右します。
個室をつくる場合は特に、経験のある施工業者に依頼することが重要です。

将来的なレイアウト変更も考慮する

防音性を高めるほど、しっかりと固定された構造になるため移動が難しくなります。
一方、可動式やモジュール型のパーテーションは防音性はやや劣るものの、将来のレイアウト変更がしやすいという大きなメリットがあります。
防音性能と柔軟性のバランスを取りながら選ぶことが大切です。

パーテーションの高さ選びも重要

ローパーテーションは視線や軽い音を適度に遮り、オープンスペースなどのゾーニングに最適です。
より高い防音効果を求める場合は、天井近くまで仕切れるハイパーテーションが適しています。
用途に合わせて高さと防音性能を考えることがポイントです。

法規制（建築基準法・消防法）にも注意

天井まで仕切るハイパーテーションを設置する場合、
・スプリンクラー
・火災報知器
・排煙設備
などのカバー範囲を確保する必要があります。
また、個室を作ることで空調や換気の流れが変わるため、建築基準法に基づく換気量を満たしているかも確認が必要です。

適合していない場合は追加設備が必要になったり、工事自体が不可となるケースもあります。事前確認が必須です。

管理会社・ビルオーナーの承認が必要になることも

オフィスビルでは、パーテーション工事に対して管理会社やオーナーの承認が必要な場合があります。
特に天井・壁・床に固定する場合や、消防設備に関わる工事は、
・図面提出
・工事申請
・工事可能時間の制限
など、ビル独自のルールに従う必要があります。
事前の調整をしっかり行うことでスムーズな工事が可能になります。

導入までの流れ

現地調査で音の状況や環境を確認し、
課題に応じたレイアウト案をご提案し、
吸音・遮音のバランスを踏まえた最適な素材を選定します。

単なる仕切り工事ではなく、オフィス全体の快適性を高めるための総合的な視点でサポートしています。

神戸オフィスづくり.comについて

神戸オフィスづくり.comは年間200件以上の豊富なオフィス施工実績があり、オフィスの新築・移転・リニューアルから、ちょっとした工事までオフィスのあらゆる工事に対応しています。神戸オフィスづくり.comは、オフィス内の工事であれば今回のようなパーテーション工事にも解決方法の模索から施工までトータルサポートすることが可能です。オフィスづくりに関することで何かお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

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